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人を知る

施工管理、総務、ドローンやAIを現場に広げるAX・DX推進。入り口もそれぞれで、未経験から入った人も、Uターンしてきた人も、前の仕事の経験を持ち込んだ人もいます。 5人に、いまの仕事の中身と、入社してから覚えたこと、これから入る人に伝えたいことを話してもらいました。

INTERVIEW 01

「分からないことは、
何度でも教えてもらえた」

田牧さん(22歳)/土木部/文系学部からの新卒入社

Q. 土木に興味を持ったきっかけは?
「地元に貢献できる仕事がしたい」と考えていたとき、土木関係の仕事で生き生きと働く父の姿を思い出したことがきっかけです。
Q. 当社を選んだ決め手は?
宮崎や九州の企業を幅広く探していました。説明会で未経験スタートだった先輩の話を聞き、女性社員も多く活躍していると知って、「ここなら安心して挑戦できる」と入社を決めました。
Q. 入社前の不安と、実際は?
土木の知識が全くなかったので、現場の仕事や専門用語についていけるか不安でした。体力勝負で、厳しい言葉も覚悟していましたが、実際は書類作成などのデスクワークも多く、分からない点は理解できるまで何度でも丁寧に教えてもらえる、とても温かい環境でした。
Q. 今はどんな仕事を?
まだ覚えることが仕事の状態ですが、現場の担当技術者として、写真撮影や安全管理、測量などを教わりながら担当しています。まずは2級土木施工管理技士の取得を目指して、現場経験を積んでいきたいです。
Q. 職人さんや協力会社の方と話すときは?
先輩方が口をそろえて教えてくれた基本として、朝一番の元気な挨拶と、相手の名前を覚えて親しみを持って呼ぶことを心がけています。
Q. 「少し成長できた」と感じたのは?
入社前は触ったこともなかったCADで、現場の3Dモデルを作ったときです。入社当初は数字の意味すら分からなかった図面を見て、整合性の確認や修正をしている自分に気づきました。手探りでも毎日触れ続けることが、成長への一番の近道だと思います。
Q. 先輩からの教えで印象に残っていることは?
測量計算の「二重確認」や、床掘の高さのような重要な数値は「必ず誰かに何重にも確認してもらう」という教えです。おかげで慎重に仕事に向き合えています。
Q. 職場の雰囲気は?
ベテランも若手も一緒になって、土木の基礎から新技術まで学ぶ機会が多く、和やかで親しみやすい雰囲気です。現場でも仕事以外の話をしたり、体調を気遣い合う言葉が飛び交っていて、質問や相談がしやすいです。
Q. 休日はどう過ごしていますか?
友人や家族と出かけたり、家で愛犬とまったり過ごしています。今の配属先は自宅から近く、平日も時間に余裕があるので、勉強の時間に充てています。
Q. 不安を感じている学生へ
私は全くの未経験からこの業界に飛び込みました。現場では先輩方に一つひとつ丁寧に教えてもらい、会社にも学びの場が多く用意されていて、大切に育ててもらっていると日々感じています。どんな立場からでも技術者として成長できる環境があるので、自分の「やってみたい」という気持ちを大事にしてください。
INTERVIEW 02

「当たり前の生活を守るのが、
自分たちの役目」

甲斐さん(24歳)/土木部 課長補佐/Uターン入社

Q. 土木の道を選んだきっかけは?
地元・宮崎に貢献したいとUターンを決め、将来の方向を探していたころ、車で移動するたびに道路や構造物の工事を目にしました。土木の仕事をしていた父のことを思い出して調べるうちに、インフラ整備や防災が地域の安全と安心に欠かせないと知り、住み慣れた地域に恩返しをしたいと思うようになりました。
Q. 当社に決めた理由は?
求人票で、給料や休日、手当、福利厚生がしっかりしていると感じたのが始まりです。ホームページでボランティアなど地域のための活動や、「土木の道」という会社の方針を知り、自分が土木を志したきっかけと合っていると思いました。
Q. 今はどんな工事を担当していますか?
治山ダムの工事現場です。大雨で流れ出た土砂や土石流を受け止め、下流の集落やインフラを守る構造物をつくっています。主に、事故なく工事を終えるための安全管理を担当しています。
Q. 「現場を動かしている」と感じたのは?
ほかの工種と作業が干渉して遅れが出ないよう作業方法の改善を提案し、下請さんや現場責任者に受け入れてもらったときです。入社当初と比べて、書類作成や写真管理、資材の段取りも任されるようになりました。
Q. 苦労したことは?
入社当初は図面の見方に苦労しました。今でも図面だけで現場を完璧に理解するのは難しいですが、分からないところは聞いたり調べたりして、何度も図面を見ることが大切だと思います。みんな同じ経験をしてきているので、恥ずかしがらずに聞けば乗り越えられます。
Q. 教わって、今も大切にしていることは?
みんな家族がいて、帰りを待っている。その当たり前の生活を守るのが自分たちの役目だということです。安全管理は、現場で働く全員の命を守る仕事なので、細心の注意を払っています。
Q. 目指している技術者像は?
まずは1級土木施工管理技士、その先は専門分野の資格や技術士を目指しています。現場を任されたときは、下請さんや若手が安心して発言でき、品質と安全に一切妥協しない、発注者に「またこの人にお願いしたい」と思われる技術者になりたいです。
Q. 同世代へメッセージ
建設業は「きつい、汚い、危険」のイメージが強いかもしれませんが、技術も機械も進化して、今は「かっこいい、感動する、稼げる」の新3Kに変わってきています。普段何気なく通る道路や橋、災害からの早い復旧。当たり前の生活を支えているのが建設業です。一緒にこれからの地域を支えていきませんか。
INTERVIEW 03

「便利な技術も、現場で使えてこそ」

チュチュさん(37歳)/AX推進事業部 部長

Q. どんな仕事を担当していますか?
ドローンを使った測量や3次元データの作成、BIM/CIM、AIなどの新しい技術を建設現場で活用する仕事です。新しい技術を試して現場で使える方法を考えたり、社内勉強会で使い方を教えたりもしています。現場の仕事をより安全に、効率よくできるよう、デジタル技術を実際の仕事につなげるのが役割です。
Q. この仕事に就いた経緯は?
以前からGISやドローン、3次元データを使った仕事に携わっていて、その経験を活かして旭建設に入社しました。入社後はBIM/CIMやAIにも取り組むようになり、新しい技術を現場で役立つ形にしていくことに面白さを感じて、今の仕事につながっています。
Q. 具体的にはどんな取り組みを?
ドローンで現場を撮影して3次元データを作り、測量や施工計画、現場の状況確認に使っています。AIで資料作成などを効率化する取り組みも進めています。新しい技術はまず自分たちで試し、効果を確かめてから、勉強会などを通してほかの社員にも使ってもらっています。
Q. 導入で難しいのはどこですか?
技術を入れることより、現場で実際に使える形にすることです。現場によって環境も進め方も違うので、同じ仕組みがそのまま使えるとは限りません。自分たちで試して課題を見つけ、現場の人の意見を聞きながら使いやすく改善しています。
Q. 現場の反応は?
最初は「難しそう」「どう使えばいいの?」という声もあります。でも実際に使ってもらうと「作業が早くなった」「現場の状況が分かりやすくなった」と言ってもらえます。最近は現場から「この仕事にも使えないか」と相談されることが増えてきて、会社が変わってきていると感じます。
Q. 技術以上に大切なことは?
現場の人とのコミュニケーションです。どんなに便利な技術でも、現場で使ってもらえなければ意味がありません。現場の声を聞きながら、まず自分たちで試し、分かりやすく伝える。一緒に使いながら少しずつ改善していくことで、会社全体に広がっていくと思います。
Q. 挑戦したい人にとって、どんな会社?
とてもチャンスのある会社だと思います。新しい技術やアイデアに興味があれば、まず試してみることができて、周りの社員もサポートしてくれます。私自身も、ドローンや3次元データ、AIなど、さまざまな技術に挑戦する機会をもらいました。
INTERVIEW 04

「本社と現場をつなぐ、橋渡し役です」

吉田さん(44歳)/総務部

Q. 総務ではどんな仕事を?
下請契約書類や請求書の管理をはじめ、社員の健康診断の手配や健康管理のサポート、CCUSや建退共に関する手続き、各種講習の申込、助成金の申請、入社手続き、車両の管理、電話・来客対応、備品管理、社内行事の企画・運営準備などを担当しています。
Q. 総務の仕事を選んだきっかけは?
縁の下の力持ちとして会社を支える仕事に興味を持ちました。現場の方とも本社の社員とも関われて、いろいろな人と関わりながら会社を支えられる仕事だと感じたからです。
Q. 建設会社の総務ならではのことは?
本社と現場をつなぐ橋渡し役として、常に現場のことを考えながら仕事をしています。現場は工期内に進めることが何より大切なので、頼まれたことはすぐに対応するよう意識しています。LINE WORKSでの電話も多く、ちょっとした会話から現場の状況を知ることも心がけています。
Q. 「社員を支えている」と感じるのは?
契約書類の確認や各種手続きなど、日々の業務の中で現場の方から「いつもありがとう」と声をかけていただくときです。その一言にやりがいを感じます。相談を受けるときは「聞くこと」と「冷静さ」を大切にしています。
Q. 印象に残っている仕事は?
社内木鶏会の200回記念大会です。外部からもたくさんのお客様がいらっしゃる行事で準備は大変でしたが、社員の皆さんにもたくさん手伝っていただきました。当日は多くの方から「ありがとう」と声をかけていただき、みんなで作り上げた行事だと感じて、やってよかったと心から思いました。
Q. 以前と比べて変わったことは?
下請契約や建退共などの電子化が進み、手続きがスムーズになりました。AIツール(Claude)を使うようになって、日程調整などにかかる時間も短くなっています。
Q. 当社にはどんな社員が多いですか?
人当たりが良く、挨拶をしっかりしてくれる人が多いです。気づきのある人、時間を守る人、周りへの気配りができる人が多いのも特徴だと思います。
Q. これから入社する人へ
新しいことにも前向きに挑戦できる社風があり、皆さんの「やってみたい」を応援できる環境です。分からないことは何でも聞いてください。「アスリートクラブ」もあって、社員同士でマラソン大会に参加したりもしています。総務一同、温かくお迎えします。
INTERVIEW 05

「自分一人では、現場は動かせない」

黒木さん(44歳)/土木部 課長

Q. これまで、どんな現場を?
高速道路の改良工事や、橋梁の耐震補強工事などを担当してきました。
Q. 施工管理を長く続けてきた理由は?
高校の土木科、大学の土木工学科と進み、そのまま土木の仕事を続けてきました。一番の理由は、この仕事にやりがいを感じているからです。工事中は大変なこともありますが、無事に竣工したときの達成感は大きく、自分たちが造った道路や構造物が地図に残り、地域の方々の暮らしを支えていくところにも魅力を感じています。ここまで続けてこられたのは、両親や社長をはじめ、指導してくださった上司や先輩、一緒に働いてきた仲間や後輩のおかげだと思っています。
写真準備中
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Q. 特に印象に残っている工事は?
平成26年度の延岡大橋耐震補強工事です。1年を超える長期工事で、当時はまだ若く、現場代理人として試行錯誤しながら取り組んでいました。力不足な部分も多く、先輩に迷惑をかけることもありましたが、最後まで一緒に現場をやり遂げることができました。この工事で初めて工事表彰をいただき、技術者として大きく成長するきっかけになった現場です。
Q. 若手の頃と今で、現場を見る視点は?
若手の頃は「自分を使ってくれている先輩のために頑張ろう」という気持ちが強く、目の前の仕事をやり切ることを考えていました。今は、どうすれば安全に効率よく施工できるか、発注者から信頼していただける現場にできるか、会社としてしっかり利益を確保できるかまで考えています。「自分の仕事」から「現場全体をどう良くするか」へ、視点が変わってきたと感じています。
Q. 現場を任される立場で、一番大切にしていることは?
まず事故を起こさず、全員が無事に工事を終えることです。そのうえで、せっかく一緒に仕事をするなら、できるだけ楽しく、働きやすい環境をつくりたいと思っています。声を掛け合い、相談しやすく、みんなが前向きに仕事ができる雰囲気づくりも、現場を任される立場の大切な役割だと考えています。
Q. 難しい現場を乗り越えた経験は?
都城乙房改良工事です。工事量が多いうえに高速道路の開通時期が決まっていたため、特に工程管理に気を遣いました。最大で5班、50名近くが同時に稼働する時期もあり、他の元請業者との工程調整や協力会社との作業調整、日々の進捗管理は大変でしたが、多くの方に協力していただき、無事に工事を終えることができました。自分一人では現場は動かせないこと、周囲との連携や段取りの大切さを改めて実感した現場です。
Q. 発注者や協力会社、職人さんとの信頼関係は?
一番大切にしているのは、謙虚な姿勢と感謝の気持ちです。立場に関係なく、挨拶やコミュニケーションはできるだけ自分から行い、全員に一声かけるようにしています。現場は多くの方に支えていただいて成り立っているので、相手への敬意を持って接することを心掛けています。その積み重ねが、信頼関係につながっていくと思っています。
Q. 担当した工事が地域に残ることを、どう感じますか?
やりがいと誇りを感じます。完成した道路や構造物を後から通ると、工事中の苦労や一緒に仕事をした人たちのことを思い出しますし、「ここは自分たちが造ったんだ」と感じられるのは、この仕事ならではだと思います。長く使われるものだからこそ、しっかりしたものを造らなければいけないという責任も感じています。
写真準備中
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Q. 若手を育てるときに意識していることは?
できるだけ自分で考えて行動してもらうことです。分からないことは教えますが、最初から答えを全部伝えるのではなく、まず考えてもらい、できることは任せるようにしています。自分も若い頃に先輩方から多くのことを教えていただいたので、声をかけやすく、相談しやすい雰囲気づくりも大切にしています。失敗も成長につながるよう、見守りながらサポートしていきたいです。
Q. ICTやDXなど、現場の変化をどう捉えていますか?
現場の仕事の進め方は大きく変わってきています。以前は人の経験や手作業に頼っていた部分も、ICT施工やドローン、遠隔施工などを活用することで、より安全に、効率よく進められるようになりました。最初は新しい技術に戸惑うこともありますが、まずは使ってみることが大切だと思っています。これまでの経験を活かしながら、新しい技術も積極的に取り入れていきたいです。
Q. これから施工管理を目指す人へ
施工管理は決して楽な仕事ではありません。工程や品質、安全、人との調整など、考えることも多く、責任もあります。その分、工事が無事に完成したときの達成感はとても大きく、自分が携わったものが地域に残っていくことは、この仕事ならではのやりがいだと思います。最初は分からないことばかりで当然です。周りの人に教えてもらいながら、失敗も経験として一つずつ積み重ねていけばいいと思います。最後には「この仕事をやっていて良かった」と思える仕事です。