国道327号 佐土の谷工区(仮称)における3号トンネル(2工区)の建設工事です。椎葉村の道路交通の安全性・利便性の向上を目的として、施工延長465m(全長1,000m)の山岳トンネルを築造します。
工事の基本情報
| 工事名 | 令和7年度 交建防安第56-7-1号 国道327号 佐土の谷工区(仮称)3号トンネル工事(2工区) |
|---|---|
| 発注機関 | |
| 工事場所 | 宮崎県 東臼杵郡椎葉村 大字松尾 |
| 工 期 | 令和8年3月10日~令和10年3月31日 (全日753日、土日祝抜506日、土日抜539日) |
| 掘削工法 | NATM、発破掘削、上半先進ベンチカット工法、補助ベンチ付全断面工法 |
| 監理技術者 | 佐藤 憲一 |
| 施工 | 旭・大淀・龍南特定建設工事共同企業体 |
工事内容
- 延長 L=465.0 m
- 幅員 W=5.5(8.0)m
- トンネル本体工 L=465.0 m
- 坑門工 N=1基
工法について(NATM工法)
本工事では「NATM(ナトム)工法」を採用しています。NATMは、山岳トンネルの標準的な工法で、地山(じやま=トンネル周辺の地盤)そのものが持つ強さを活かしながら掘り進めるのが特徴です。
掘削した面(切羽:きりは)に吹付けコンクリートを施し、ロックボルトで地山を安定させ、最後に覆工(ふっこう)コンクリートでトンネルの内壁を仕上げていきます。周辺環境や地質に応じて、安全かつ確実に施工を進めます。
現在の工事進捗
現在、坑口周辺の準備工および掘削を進めています。(例)全体延長465mのうち、約56mを掘削済み(進捗率 約12%)です。最新の状況はトップページや「お知らせ」でもご案内しています。
施工フロー
- 準備工・仮設工:現場事務所の設置、進入路・仮設備の整備。
- 坑口部の掘削:トンネルの入口となる坑口周辺の掘削・法面の安定。
- 本体掘削(NATM):発破・機械掘削 → ずり出し → 吹付けコンクリート → ロックボルト → 支保工。
- 覆工コンクリート:トンネル内壁のコンクリート打設(覆工)。
- インバート・舗装・設備工:路盤・舗装・照明・防災設備の設置。
- 坑門工・仕上げ:坑口の坑門を築造し、全体を仕上げます。
用語解説
トンネル工事でよく使われる言葉を、かんたんにご説明します。
- 切羽(きりは):トンネルを掘り進めている一番先端の、掘削中の面のこと。
- 覆工(ふっこう):トンネルの内壁を仕上げるコンクリートのこと。トンネルを長く安全に保ちます。
- インバート:トンネル断面の下部(床の部分)に設けるコンクリート。トンネル全体の強度を高めます。
- ロックボルト:地山に打ち込む鋼棒。周囲の地盤を締め付け、崩れにくくします。
- 吹付けコンクリート:掘削面に吹き付けて固めるコンクリート。掘った直後の面を保護します。
- ずり:掘削で出た土砂や岩のこと。「ずり出し」で場外へ搬出します。