2025年08月27日

花壇で出会った“食べられる雑草”──小さな発見
最近、何気なく観ていたテレビ番組で「スベリヒユ(ひょう)」という雑草の存在を知りました。名前すら聞いたことがなかったこの植物、実は道端に普通に生えていて、しかも食べられるというのです。さらに驚いたのは、フランス料理の食材としても使われているということ。雑草のイメージが一変しました。
それからというもの、道を歩くたびにスベリヒユを探すようになりました。でも、いざ探してみると意外と見つからないものですね。半ばあきらめかけていたある日、ふと目をやった自宅の花壇に、それはひっそりと生えていました。
「こんな身近なところにいたのか…」
驚きとともに、なんだか嬉しくなりました。まるで自然がこっそり教えてくれたような、そんな気持ちです。
年齢を重ねるごとに、自然のものにふれることへの興味が増してきたように感じます。若い頃は気にも留めなかった道端の草花や、季節の移ろい。今ではそれらが、心をほっとさせてくれる存在になっています。
スベリヒユのように、身近な場所にある“小さな発見”を楽しむこと。それは、日々の暮らしに彩りを添えてくれる、ささやかな喜びです。
これからも、そんな自然とのふれあいを大切にしていきたいと思います。